カンムがチャージで1%、決済で1%還元型クレジットカードのPoolを発表へ。ただし元本保証なし。
投資のリターンとキャッシュバック1%が得られるVisaのクレジットカード「Pool」を発表しました。
■概要
・銀行口座に振り込んでチャージし、ファンドに投資すれば、保有金額に対して1%のリターンが期待できます。
・カード決済をすれば、決済金額の1%がキャッシュバックされます。
・チャージから2ヶ月後には残高が出金可能となります。
・クレジットカードからチャージは不可能です。はい、解散。
ちなみに、ファンドの投資先は現時点でカンムの後払いサービス「ポチっとチャージ」宛となります。
カンムPoolの驚異の仕組み クレジットなのに事前チャージ、チャージ金額から投資リターン(1/4 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン
後払いサービスという性質上、運営元では消費者が第三者と取引を行った際の代金を数カ月間立て替える、
という運転資金需要が数十億円ほど発生しますが、これを効率的に補う、資金調達を円滑に行い、
運転資金をプールしておく、それがこのPool事業の目的である、と解説されています。
どのような場合に損失が発生しますか
どのような場合に損失が発生しますか?
元本保証の商品ではないため、万が一弊社が債務不履行等をした場合には損失が発生する可能性がございます。元本の毀損が起こりかねないような状況においては投資の募集を中止する等し、お客様財産の保護に努めます。
Pool – 手元の資産形成に活用できるクレジットカード | Pool[プール]
とありますが、運営元からすると、後払いサービス「ポチっとチャージ」がコケそう(回収の事故など)が
多数発生しそうになると、「Pool」事業からの補填で損失を取り返そうとする強烈なインセンティブが発生するため、
「元本の毀損が起こりかねないような状況においては投資の募集を中止する等し、
お客様財産の保護に努めます。」という願望は実現されない可能性があるかも。
保護に努める、と口で言うのは誰でも出来ますが、実際に実施するのは非常に難しい。
そして後払いサービスなどの債権ってかなり劣後しそうですね・・・だって利用者の属性が劣悪そうだし。
そこに投資することで1%リターンって、リスクとリターンが見合ってなさそう。
普通に全世界型投資信託を買って、あとは普通に還元率1%の楽天カードでも使ったほうが、
まだマシそう。
仕組みとしては面白いですが、利用者から見て旨味があるかは謎。
興味ある人は利用してみましょう。
ほとんどの人にとって、クレジットカードからチャージが出来ないので、
魅力は殆どないかな。
社名に聞き覚えがあると思えば、
バンドルカードの会社か。
訳合ってクレジットカードが作れない人が持つカードだから、
管理人氏の言う通りリスキーな案件ですね。