富士通が世界最軽量13.3型、634gのノートパソコンを発売へ。売値は22万円。軽量化にこだわって戦争に負けたゼロ戦を思い出す。
軽量PCといえばなにげにNECやら富士通が頑張っており、
世界のAppleやDELLやHPやLenovoやHuaweiは、
「ほーん、そんなどうでもいいグラム数にこだわるよりデザインと高級感とコスパにこだわって
消費者に選ばれて利益出すわ」と言わんばかりにあんまり軽量化にはこだわっていませんが、
世の中のごく一部のモバイル・コンピューティングは軽さこそが命だ!という人向け、
富士通が世界最軽量13.3型、634gのノートパソコンを発売することとなりました。
天板には従来のマグネシウム合金に代わるカーボンファイバーを採用することで、大幅な軽量化を実現。さらに、部品個々を見直し、1つあたり0.5g未満の軽量化を積み重ね、従来からさらに40以上の軽量化の項目を追加し、大幅な記録更新を実現した。
富士通の世界最軽量13.3型は驚きの634g! – PC Watch
ま、お疲れさんとしか言いようがない。リベットの大きさや形にもこだわり、
ネジ一本に渡るまでの軽量化、そして実現した634gという質量とのこと。
ちなみに634gの超軽量化モデルはバッテリー容量も削られており、
バッテリー駆動時間は約11時間(JEITA 2.0測定法)とのこと。
ということは実測は半分で5時間ちょいか。
ちなみにバッテリーが増強されたモデルは818gで約22.5時間(JEITA 2.0規格)とのこと。
これなら11時間は持つでしょうから、買うならこっちかな。
そんなことよりこのだっさいキーボードはいつになったらもう少しまともにするのか。
管理人も前々モデルのUH90を使っていますが、まぁ全般的にデザインが野暮ったい感じです。
こんなふうにBTOならばかななしキーボード(+2000円)も選べるので、こっちをデフォルトにして欲しいところ。
関連記事:13.3インチ最軽量クラスの富士通LIFEBOOK UH90/B3を買ってみた。VAIO Pro13との筐体サイズ比較。 | ニュー節約速報
今どきかな打ちなんておじいちゃんしか使わねーよ。
大戦中のゼロ戦を思い出す。
さて、ネジ一本に至るまで軽量化といえば、大戦中のゼロ戦を思い出しますね。
海軍側の「空母に搭載して遠洋より作戦を実行する」という要望により航続距離と空戦性能を
重視した結果、防弾性能が皆無となりました。
開戦当初は米国軍を前に持ち前の空力性能で圧倒的優位に立ちましたが、
米国が日本のゼロ戦を研究し、自前の航空機を改良し、増強・改良を重ね、
大量生産に入るころには、日本軍は貧弱な防弾性能のために死傷者が多数発生。
日本側は無理な戦いでベテランパイロットが次々と戦死し、次世代のパイロットの育成が出来なくなり、
あとは日本国民全員が知る通りの結末となりました。
結局、戦争に勝つ戦闘機は作れませんでした。それが当時の日本の工業力、国力の限界でした。
一方、米国は戦争に勝つために手段を選ばず、荒削りの機体に強力なエンジンを積み込み、
大口径の火器と強固な防弾板で重装備・重武装した航空機を大量生産しました。
そこにはものづくりの哲学というよりは「戦争に勝つ、ドイツと日本を屈服させる」という
強固な意志がありました。
あんまり軽量化にこだわって顧客を見失わないで:
という訳で、管理人的にはあまり軽量化にこだわって無理して開発リソースを無駄遣いするより、
かっこよくて売れるものを作って欲しいところ。
もちろん軽量化には意味がありますので、900g~950gで実測10時間程度持つノートパソコンとして
開発して欲しいところですね。1kg超えの鉄アレイノートパソコンは選ぶ気にはなりませんが、
正直1kgを下回ると、重さよりも体積のほうが気になり始めます。
とはいえ、13インチ以下はフルHDで使うとドットピッチが見づらくなってきますし、狭く感じるので、
やっぱりノートパソコンは13インチがNo1。
実際に開発しているのは富士通本体ではなく、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)ですが、
これからも引き続き、FMVというブランドの火を絶やさずに作っていって欲しい・・・というのは嘘で、
FMVが消えようが消えまいがどうでもよく、Lenovoとさっさと完全合併してもいいので、
「かっこよく、コスパよく、1kg未満で割と軽量」というモデルを世の中に出し続けて欲しいところです。
正論ですね
個人的には最軽量フラグシップにRyzen7 4700U搭載タイプが増えたことが驚き
ちょっと欲しいかも
そう、それちょっと気になった
ダサいけどものはええで
ゼロ戦は捕虜が機体情報流したから負けたらしいですよ
いきなりゼロ戦を思い出す方がおじいちゃんやろっていうツッコミ待ち?
すまんなぁ・・・
>今どきかな打ちなんておじいちゃんしか使わねーよ。
その、おじいちゃんが法人契約の予算の最終決定権を持っている事が多いのよ。
理論上はタイピング数がローマ字入力の1/2になるから捨てたもんでもない。
せめてアイウエオ順になっていたら覚える気にもなったのだけど微妙。
こういう一見無関係にも思える、個人的見解を無理矢理ぶっ込むのは大歓迎なので、今後もよろしく。
>>今どきかな打ちなんておじいちゃんしか使わねーよ。
ワイが平成初期、大学生の時に友達が「これからはかな打ちが流行る」とか言って
必死こいてかな打ち練習したせいで、今になってもかな打ちしか出来ん。
会社員になりたての頃は、複数の人が使う共有パソコンだったから、かな打ちのままにすると他の人が使えなくて往生したものよ。
今は、一人一台なので、何うちだろうが迷惑かけなくなった。いい時代になったものよ。(周りに誰もかな打ちいないので疎外感半端ないけど・・・)