ソフトバンクがYouTubeなど動画サイトやSNSなどのカウントフリープラン「ウルトラギガモンスター+(プラス)」、50GB定額を7480円から提供へ。月月割は消滅。9/6~。
ソフトバンクが対象の動画サービスやSNSが使い放題となる「ウルトラギガモンスター+(プラス)」の
サービス開始に関して報道発表を行いました。
サービス適用日:2018/9/6~。
ウルトラギガモンスター+サービス内容:
・月50GBまでパケット代のみ5980円、基本使用料1500円(S!ベーシックパック相当含む)、
合計7480円。
・YouTubeやAbemaTV(アベマティーヴィー)、TVer、GYAO!、Hulu、LINE、Instagram、Facebookの
動画サービスやSNSがカウントフリー。
新料金体系:
プラン名 | 通話プラン | |||
20円/30秒の 従量課金 |
1回5分まで無料 | 24時間無料 | ||
ウルトラギガモンスター+ | 通話基本プラン (2年契約時) (ウェブ使用料含む) |
1500 | 2000 | 3000 |
データ定額50GBプラス | 5980 | 5980 | 5980 | |
合計 | 7480 | 7980 | 8980 |
月月割は終了へ:
クソ高い端末代をぼったくられる代わりに、毎月の割引がついてくる月月割ですが、
本プランにより月月割は消滅するとのこと。
これにより、ソフトバンクは柔軟に端末代を設定し、消費者からお金を徴収することが可能となりました。
実質無料のマジックも事実上終了することになります。
月月割は、通話基本プランで2年契約なしを選んだ場合のみ適用とのこと。
9/6以降、次世代のiPhone8SやらiPhone9を買うと、分割払いで月2500円以上は必要になるかと思いますが、
そうなると携帯代金は月1万円を余裕で超えることに。
現時点でiPhone8 64GBのSIMフリーはアップル公式で税別78800円です。
ソフトバンクの2年縛りが事実上強制付帯として、ソフトバンクの恩赦で*0.8の価格で買えたとしても、
78800*0.8=63040円。割ることの24ヶ月で月2626円税別。
これは合計支払い1万円超えは確実かと。
それにしても、20円/30秒の従量課金+ウェブ使用料が1500円税別って、
ホワイトプラン980円+S!ベーシックパック300円=1280円の時代から確実に値上げされています。
しかもあのときはソフトバンク間通話21時まで無料や家族間無料通話(ホワイト家族24)がありましたが、
2018年6月27日に受付を終了し、今となっては完全に消え失せています。
1年おトク割(1年間)で1000円引き:
・契約から12ヶ月のみ1000円引きとなる1年おトク割(1年間)が同時にスタートです。
この割引の意図は、利用者に合計12000円割引させる、ことではなく、広告の宣伝文句で
堂々と1000円引きした額を提示し、米粒フォントで※を付けて、※ただし12ヶ月のみ割引、
と誤認させる目的で使われることが多いので注意しましょう。
ギガ使い放題キャンペーン:
キャンペーン期間
2018年9月6日~2019年4月7日
この期間中にウルトラギガモンスター+を適用している人は、
国内におけるすべての通信がデータ容量を消費すること無く使い放題となります。
※ただしやり過ぎると通信制限するぞおめーら、という注意書き付きです。
これは割と美味しい。ただし、この会社はテザリング機能で月500円を徴収するという
完全に気の狂った施策を行っているので、なんとも言えないかと。
段階性料金「ミニモンスター」はドコモのパクリで値上げ
パケット容量 | 新プラン料金ミ ニモンスター |
旧プラン料金 | 備考 |
1GB | \1,900 | \2,900 | 旧:データ定額ミニ 1GB |
2GB | \3,980 | \3,500 | 旧:データ定額ミニ 2GB |
3GB | |||
5GB | \5,480 | \5,000 | 旧:データ定額 5GB |
20GB | \6,000 | 旧:ギガモンスター | |
30GB | \8,000 | 旧:ギガモンスター | |
50GB | \6,480 | \7,000 | 旧:ウルトラギガモンスター |
ドコモもパケット量に応じて値上げするベーシックパックを発表し、既存のデータパックS・M、
シェアパック5・10・15を廃止して事実上の値上げに2018/5/24から踏み切っていますが、
今回ソフトバンクも追従するようです。
なお、一番利用者数が多そうな5GB帯は値上げとなり、5GBを1バイトでも超過すると、
自動的に6480円の50GBまで拡張されます。
この料金プランからお察しするに、ソフトバンクからすると、顧客の通信量が増えてもネットワーク帯域には
十分に余裕があり、なるたけ使って欲しい、そのかわり6480円を徴収したい、
という意図が見て取れますね。
ちなみに、5GBまで使いたい、それ以降は低速でOK、月末まで我慢するよ、
というストッパーは設定できません。1バイトでも超過するとアウトです。
旧プランは申込み終了:
2018/9/5をもって旧プランは新規契約申し込みが終了となります。
・スマ放題「通話定額プラン」
・スマ放題ライト「通話定額ライトプラン」
・データ定額ミニ 1GB
・データ定額ミニ 2GB
・データ定額 5GB
・ギガモンスター(データ定額 20GB)
・ウルトラギガモンスター(データ定額 50GB)
・おてがるプラン
総評:
確かにMVNO系で流行っていた、動画サービスやSNSでのカウントフリーへの対応を
純正キャリアが行ったことには目を見張るものがあります。
しかし、NetflixやAmazonPrimeVideo、ニコニコ動画には未対応という中途半端な結果ですね。
そして月月割を廃止し、50GB5980円での販売を廃止、各種旧プランを廃止し、
ほぼ強制的にミニモンスターまたはウルトラギガモンスタープラスへの加入で顧客単価を押し上げるという施策です。
うーん、総務省は何を監督してきたのか、4割下げるというのは何だったのか。
というわけで、そろそろキャリア純正回線に愛想が尽きた人は、MVNOにしましょう。
Yahoo!ショッピングポイント5倍などというゴミみたいな特典を享受するのであれば、
今すくMVNOに移行すれば月数千円は浮きますよ。
仮に毎月5000円浮くとすれば、Yahoo!ショッピングの5%で取り返そうとすると10万円の買い物が
毎月必要です。3000円で6万円の買い物が毎月必要です。そんなに買い物しまくるわけもなく。
月月割を終了した後の、iPhone販売価格がどうなるのかが少し見ものですね。