ソニー、ライバルのAppleがiPod nanoの販売終息した瞬間に2014年の旧機種から機能を削って値上げした「ウォークマンS310」を発表する。9/9～。

2017年8月21日

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ソニーにとってライバルであったAppleのPod nanoとiPod shuffleが2017年7月に販売を終了しましたが、
販売を終了した翌月には、2014年の旧機種の機能削減版を若干値上げして発表し、話題になっています。

ソニーの新ウォークマン：ウォークマン「S310」Series
発売日：2017/9/9～

ウォークマン新旧対比表：

新ウォークマン：NW-S310（NW-S313、NW-S315など）
旧ウォークマン：NW-S10シリーズ（NW-S15、NW-S14、NW-S13など）

項目	新	旧	備考
値段	11880(4GB）	11630(4GB）	値上げ
容量	4GB、16GB	4GB、8GB、16GB	バリエーション減
写真	×	○	劣化
ビデオ	×	○	劣化
ポッドキャスト	×	○	劣化
MP3	○	○	同等
WMA	○	○	同等
AAC	○	○	同等
ATRAC	×	○	劣化
ALAC	×	○	劣化
画面解像度	128*160ドット	320*240ドット	劣化
Bluetooth	SBC	SBC、aptX	劣化
歌詞ピタ	×	○	劣化
カラオケ	×	○	劣化
再生スピード変更	×	○	劣化
ダンスモード	×	○	劣化
D&D転送	○	×	改善
おまかせチャンネル	×	○	劣化
DSEE（高音域補完）	×	○	劣化
NC切り替え	×	○	劣化
クリアフェーズ	×	○	劣化
クリアオーディオ+	×	○	劣化
クリアステレオ	×	○	劣化
クリアベース	×	○	劣化
イラコイザー	6バンド	5バンド	改善
VPT(サラウンド）	×	○	劣化
ダイナミックノーマライザ	×	○	劣化
電池持ち	55時間再生	77時間再生	劣化
重さ	53g	50g	劣化

値上げしてこの劣化です。写真やビデオ、ポッドキャストは切り捨て、
ATRACやALACなどのコーデック切り捨て、画面解像度はより荒く、BluetoothのaptX非対応（ワロタ）、
電池持ちは22時間減り、3g重たくなりました。

ソニーのウォークマンに1万～1.5万払ってaptX非対応ってありえないだろ・・・
今時2000円も払えば、イヤホン側は対応してるんだぞ？

なお、インプレスのAVWatchの記事では、次の通り「シンプルにして使いやすくした」との記述があります。

発売中のS10シリーズに比べると、ディスプレイが小型化され、対応フォーマットが減り、BluetoothもaptXコーデックが省略、VPTやDSEE、ClearAudio+などの独自の高音質化機能も省かれ、バッテリ駆動時間も短縮した。ソニーによれば、部材調達の関係や、プラットフォームの一新にともない、「よりシンプルで使いやすいウォークマンエントリー機種」を目指したとしており、価格は据え置きながら16GBモデル(従来は8GB)を用意するなど、Sシリーズユーザーに使われている機能に注力したとのこと。

ぐっとシンプルに機能を絞ったウォークマン「S310」 – AV Watch

ユーザー側からすると、「あのさぁ、上の表をみて左側買うやつおる？」と言いたくなりますね。

という訳で、今のうちに旧版のNW-S10シリーズを買っておくと良いかも。
入手しやすいのは4GBのNW-S13＋スピーカーが1.4万円ぐらい、
単品だと8GBのNW-S14が1.5万円ぐらいです。