ドコモが新プランのギガホ、ギガライトで2-3割値下げ。月々サポートやdocomo with、端末購入サポートは廃止へ。6/1~。
2019年4月15日、ドコモが新しい料金体系である「ギガホ」と「ギガライト」を発表しました。
申し込み開始日:2019年6月1日(土曜)から
対象サービス:「ギガホ」「ギガライト」「データプラス」「ケータイプラン」「キッズプラン」
予約受付開始日:2019年5月22日(水曜) ※リアルショップのみ。オンラインショップは予約受付せず。
旧プランは廃止へ:
廃止日:2019年5月31日(金)
廃止プラン:カケホーダイプラン・カケホーダイライトプラン・シンプルプラン・データプラン
・キッズケータイプラス・デバイスプラスおよびパケットパック
ただし、廃止日以降もカケホーダイプラン・カケホーダイライトプラン・シンプルプラン・データプランに
加入済みの方は、基本プラン間の変更(キッズケータイプラスへの変更を除く)やパケットパック間の
変更・加入は可能とのこと。
新プラン分析:
新プラン | 旧プラン | 割引率 | 備考 | |
1GB | 2,980 | 4,180 | 29% | ギガホライト |
3GB | 3,980 | 5,280 | 25% | ギガホライト |
5GB | 4,980 | 6,280 | 21% | ギガホライト |
7GB | 5,980 | ギガホライト | ||
20GB | 7,280 | |||
30GB | 6,980 | 9,280 | 25% | ギガホ |
※旧プランはシンプルプラン+SPモードを想定。
特徴:
・1-7GBまでの段階制プランとなり、7GBを超えた後は1Mbpsの通信制限となります。
これまで128kbpsだったので、8倍ほど?お得になりました。
1Mbpsあれば、ドコモの嫌がらせに屈することなく、今どきのリッチコンテンツページを見ることが出来るかも。
動画は無理でしょうけどね。
・新プランでは通話プラン基本料金とSPモード代金がセットとなっています。
よって、上記金額で音声回線が維持できます。
・通話料に応じて、下記オプションが選べます。
「5分通話無料オプション」(700円)
「かけ放題オプション」(1700円)
なお、通常の電話代金は30秒ごとに20円となります。
ここまでならば悪い話ではないですね。
月々サポート、端末購入サポート、docomo withが廃止へ。
廃止日:2019年5月31日(金曜)を
廃止サービス:
・月々サポート
・端末購入サポート
・機種変更応援プログラム
・機種変更応援プログラムプラス
・docomo with
・ウェルカムスマホ割
つまり、月々サポート廃止で毎月の割引がなくなり、毎月の料金が上昇します。
端末購入サポートも廃止で、「月々サポートいらないから端末安く買えるよ」サービスもなくなります。
docomo withの毎月1500円引きも終了へ。
もっとも、既存会員でプランを変更しない場合は関係ありません。
端末代金はどうなる:
基本料金は下がりましたが、端末代金は高騰することが考えられます。(月々サポートの廃止による)
月々サポートが無くなると考えると、実質的な端末代金は最大2倍程度に跳ね上がるかも。
恐ろしいなぁ・・・
ちなみに、「これまで高額な端末代金の背景には高額な月々サポートがあった。
月々サポートが無くなるのであれば、端末代金は多少は下がるのではないか。」
という声もあるでしょう。
若干下がるかも知れませんが、あまりにも安売りしすぎると、特にiPhoneはSIMフリー相場と乖離が生じ、
ドコモ版の方が安くなりすぎると、ドコモを新規即解約してSIMフリー化して転売するやつが
いっぱい湧いてくるので、SIMフリー相場とそこまで変わらない価格が設定されるでしょう。
お得になる人とは:
ドコモのサービスとかどうでもいいし、端末はコスパに優れるHuawei端末を適当に買って使う、
ドコモは良質な回線さえ提供してくれればそれでOK、そんな人であれば今回のプランでお得になるでしょう。
しかし、日本国民の大部分はそうではありません。
大部分がiPhoneを2年縛りで買うことに慣れきってしまっているので、ドコモ側は収穫祭と言わんばかり、
顧客が逃げ出す寸前の水準まで、ひたすら値上げしてくるものです。
それが営利組織であり、株式会社です。
そもそもドコモ側も会社に一方的な不利益になるようなプランを、株主総会を2ヶ月後に控えたこの時期に
発表するはずもなく、当然「増収増益」を目指したプラン設計になっています。
株主の利益にならないプランを発表した日には、株主から代表取締役社長が袋叩きにされますよ。
という訳で、総務省との出来レースも踏まえて、ドコモ側に期待するのは無理。
さっさとMVNOに離脱しましょう。
管理人的には、ドコモ回線の品質には期待していますし、ファーウェイ含めて欲しい端末を
goosimsellerで買ってきて使う派なので、今回の料金プランは歓迎しています。
ただ、今後のauやソフトバンクとの競争を考えると、このプランと金額、サービス内容で
勝てるのか不明。5G投資で7950億円近くの支出が見込まれているので、派手なことは出来ないでしょうね。
せめて動画やSNSのカウントフリーぐらいは実装してほしかったところ。
今後のサービス展開を見守りましょう。
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2年遅れで劣化ピタットプランの発表とは恐れ入った・・・
ここまで行くと清々しい