auの「アップグレードプログラムEX」でスマホ代金4年割賦払いで3年目以降の支払いが不要へ。月390円。iPhone対象外、端末は回収。7/14~。
割賦代金ってなんだっけ、分割販売とはなんだっけ、という話にもなりそうですが、
月390円を払うことで48ヶ月の分割販売を選んだ場合、24ヶ月目以降の割賦代金を支払わなくてよいという、
アップグレードプログラムEXが申し込みを開始します。
期間:7/14~
アップグレードプログラムEXとは:
72000円のAndroidケータイ・スマホ(iPhoneは対象外)を購入して、4年分割すると、月1500円の分割払いと
なりますが、最初の2年間24ヶ月×1500円=36000円を支払うことで、3年目以降、機種変更をすると、
残りの24ヶ月×1500円=36000円の支払いが不要となります。
だが待って欲しい、auの支払いイメージには意図的に「アップグレードプログラムEX」の利用料、
月390円が省かれています。確かに「機種代金の支払いイメージ」ですので、間違いではないですが、
限りなく優良誤認です。
アップグレードプログラムEX適用前 | アップグレードプログラムEX適用後 | |
端末代 | 72000円 | 36000円 |
アップグレードプログラムEX 利用料金 |
0円 | 24*390=9360円 |
合計 | 72000円 | 45360円 |
条件:
・iPhone 7/iPhone 7 Plus/iPhone 6s/iPhone 6s Plus/iPhone SE/iPhone 6/iPhone
6 Plus/iPhone 5s/
iPhone 5c/iPhone 5は対象外。おい。
ということは、黙ってても売れるiPhoneを対象外にしたことで、auは実はやりたくない施策ということが分かります。
ということは、Androidユーザーは入らないとそんかも?そんなシグナリングを市場に送る条件ですね、これは。
ただ、iPhoneは中国大陸に持ち逃げされるというリスクもあるので外しているのかも。
そもそもエンドユーザーが割賦で買おうが一括で買おうが、auが端末メーカーから仕入れる値段は同じ、
ということはこのキャンペーンにかかる費用はどこかで回収されなければなりません。
KDDIが自社の利益になる、と判断したため、このキャンペーンは導入されています。
そう考えると、入らないほうがお得かも。その判断は次の条件を見て考えましょう。
・24ヶ月目以降、旧端末は回収されます。
つまり、端末代を払い、かつアップグレードプログラムEX代を払うのは、端末のリースなわけ。
所有権は自分の手元に残りません。途中で売ることもできません。
・24ヶ月目以降で機種変すると、再びアップグレードプログラムEXに加入する必要があります。
未来永劫auの奴隷となるわけです。
・端末回収時に、電源が入らない、充電できない、電話機本体や液晶に破損や割れがある、
水濡れシール反応で2万円の罰金、故障紛失サポート(追加で380円/月が必要)で2000円の罰金が
必要となります。
総評:
少なくとも4年、下手したら未来永劫auにお世話になる覚悟のある人ならば兎も角、
2年後には携帯電話料金の情勢も変わっているだろうから(2年前にMVNOがここまで普及するとは、
予測できませんでした)、2年後にMNPを前提に考えよう、という方は、加入しないほうが良いかと。
今時、テザリングをしまくるか、動画を見まくる人以外は、キャリアで契約する意味はありませんしね。
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