なんだか古臭いフォントにおばさんに、一体これは本当に公式ページなのか訝しみたくなりますが、
ジャパンモバイル株式会社が罠だらけの月20GBまで通信可能なソフトバンクMVNOサービス、
「ギガザウルス 20G TypeS」を2017/1/10よりサービスインしています。
「ギガザウルス 20G TypeS」とは:
・月20GBまで高速データ通信可能。
・月20GBを超えても、大幅に超過しなければ、速度制限なし。
・極端に超過すると、強制解約(手数料15000円)没収。
・ソフトバンクの3G/LTE エリアに対応。ソフトバンク通信網で20GBも通信できるんかいな・・・
「ギガザウルス 20G TypeS」の縛りと違約金:
・SIMのみ、もしくは端末一括購入の12ヶ月以内の解約は違約金15,000 円が掛かります。
・端末月月プランの場合、
12ヶ月以内の解約は違約金 33,000 円
13ヶ月目から24ヶ月目以内の解約は12,000 円
25ヶ月目から37ヶ月以内の解約は6,000 円
端末を月月払いの場合、恐ろしい違約金がボッシュートされますし、
20GBを多少超える分には罰則はないものの、極端(2ヶ月連続)超過すると、
追加で15000円取られて強制解約されるという、まるで罰ゲーム。
2ヶ月連続、ちょっとだけ超えるのは、違約金ボッシュート。2ヶ月連続ちょっと超えただけで「極端」なのか?
まるで犯罪者扱いかと。
ソース:20GBで4980円、ソフトバンク網のデータSIM – ケータイ Watch
こんなSIM怖すぎて使えないでしょ。
なお、端末月々プランという割賦販売で売ってもらえるのは、ZTE MF920SというWIFIルーターとなります。
販売価格は17500円とのこと。なお、これを36回分割払いにすると、500円×36=18000円で、
しれっと500円分本体代金が値上がりします。
また、違約金が12ヶ月目まで段階的に減額されるのであれば問題ない気もしますが、
本体代金18000円に対して、基本の違約金15000円(これも謎)に
追加で18000円の違約金を取るのは法律的に大丈夫でしたっけ?
例えば、12ヶ月目で解約したくなって、本体代金を12回、つまり6000円分払ったのに、
違約金33000円を取るのは、例え意思自治の原則とは言え、おかしくないですか?
契約期間の縛りや違約金は、消費者への値引き額以下でなければならない、
という話はありませんでしたっけ。
ちなみに、このZTE MF920Sというルーター、Yahoo!オークションで5000円も出せば買えてしまいます。
楽天モバイルの20GBプランも4050円で販売中ですし、楽天モバイルはドコモネットワークが使えます。
どう考えても端末込みの3年縛り、もしくは端末なしの1年縛りでソフトバンクネットワークより、
適当なルーターをYahoo!オークションで買ってきて楽天モバイルを契約したほうが、
楽天モバイルはデータSIMですと縛りがないので何時でも解約OKですし、
予想より使わなければ後でプラン変更が出来ますので、契約の自由度が高いかと。
ここまで違約金が高いと、まるで短期解約者の違約金を当て込んだビジネスのように見えなくもないですね。
契約する人は、よくよく考えたほうがいいかも。
楽天モバイルの申込みはこちら。
「ギガザウルス 20G TypeS」と比べると、楽天モバイルが随分良心的に見える不思議。