死」を前向きに考える若者の『デス活』。終活スナックでは入棺体験も可能。
人間、いつかは死ぬものですが、早い人だと20代のうちから終活を考えているそうな。
■若者たちの「デス活」の現場
終活スナックめめんともりさらに調査を進めると、ある世代に驚きの変化が見られました。
葬儀社のアンケートで、20代で終活の準備をしているという回答が高い傾向にあり、その割合は「約4人に1人」もいるのだそうです。
実態を探るため、秦アナは「終活スナック」へ。
「終活スナック」という看板に、秦アナは「初めて聞く名前。そしてかなり入りづらい名前です」と戸惑いながらも入店。中ではドクロが出迎えます。
スタッフのYOMIさんによると、ここは「若い世代の方たちが、お酒を飲みながら他のお客さんとデス活をする場所」とのこと。
「死についてフラットに語り合える場所」として、葬儀業界に携わるオーナーが去年オープンしたそうです。
(中略)
【客】「私もめっちゃ生きたいんですよ。でも終活って大好きなオムライスと一緒だなと思っていて。『あー美味しかったな』って噛み締めながら最後の一口を食べ終えるようなもの。最後の残された時間をどう楽しむかを考える前向きな作業だと思うんです」
20代の4人に1人がすでに『終活』!?「死」を前向きに考える若者の『デス活』(関西テレビ) – Yahoo!ニュース
なんだろう、これが若者の終活の新しいカタチなのか・・・
ただ、酒のつまみに死について考えているだけに見えますが。
そして元記事の「20代の4人に1人がすでに『終活』!?」、は流石に釣りタイトルではないでしょうか。
死をコンテンツ化し、商業主義の中で葬儀業界や飲食業界が金を儲けようとしているにすぎないかと。
入館体験なんて何の意味もないでしょう。実際に自分が棺桶に入るのは、死んだ後ですしね。
そんなことより、自分が死んだ後の手続きや必要な書類、デジタルデータの破壊などについて
学んだほうが役に立ちそう。
死後のめんどくさい手続き:
時期 | 手続き | 具体的内容 |
---|---|---|
死亡直後(24時間以内) | 死亡診断書の取得 | 病院・医師 |
死亡後7日以内 | 死亡届の提出 | 市区町村役場 |
死亡後すぐ | 葬儀・火葬の手配 | 葬儀社・役所 |
死亡後14日以内 | 健康保険証の返却・年金停止 | 年金事務所・市区町村役場 |
死亡後3ヶ月以内 | 相続放棄・限定承認 | 家庭裁判所 |
死亡後4ヶ月以内 | 準確定申告 | 税務署 |
死亡後10ヶ月以内 | 相続税の申告・納付 | 税務署 |
適宜 | 名義変更手続き | 各金融機関、 不動産登記所、運輸支局など |
適宜 | 保険金請求 | 保険会社 |
適宜 | 公共料金・契約の解約 | 各契約先 |
書くと1行で済みますけど、実際には猛烈にめんどくさいですよね。
本人がやればいいのですけど、本人が死んでますから、必要な書類を集めるだけでも大変です。
また、特に故人がデジタルネイティブの世代で、ネット銀行やポイ活アカウントを利用しまくっており、
多額の残高が残っている(と予想される)場合、そもそもどこに口座やアカウントを開設していたのかを
把握するだけでも一苦労です。
まぁこの手のめんどくささは、人間が普通に長く生きていればそのうち親兄弟や親族が亡くなりますので、
否応がなしに経験し、学んでいくものですよね。
という訳で、変なスナックで「終活って大好きなオムライスと一緒だな」などと酒を飲むより、
まずは自分が健康に長生きすることを考えればいいのでは。嫌でも学ぶでしょう。
そして、他人に迷惑をかけないよう、どの世代でも今からでも出来ることとして、資産の棚卸しや遺言書の作成、
死亡時の通知先をまとめておく、またSSDやHDDは暗号化し、死後はデータを破棄する手立てを考える、
などを具体的に行動しておけばよいかと。
「遺言書の作成」はちょっと大げさですが、本人の希望を紙に書いておくことは残された人に重要な標となる場合もあります。
家族の協力も不可欠ですので、まずは疎遠になりがちな家族と、コミュニケーションを取ることから
始めてみては。それこそ、家族と酒でも飲みながら、今後のことを話すといいですね。
死から縁遠いからふざけたことやってるだけ
役所でやる死んだ後の手続きもマイナンバーで自動化すればいい
死亡届けだしたら該当する諸々の行政手続きが完了する
書類持って窓口巡りしなくていい
マスコミっていつも一括りにした若者でお人形遊びをするよな
「デス活」なんて、「異世界でハーレム」とか書き遺しちゃう残念活動っぽい響きですね