イオンカード「それでも我々は不正取引でシステムエラーを起こしていない」、とNHK報道に反論。
オフライン取引が悪用され、膨大な不正取引と巨額の損失の温床となったイオンカードですが、
NHKがあたかも「イオンカードのシステムエラーが発生した、それが原因」と報じたことから、
イオンカードが「そうじゃない」、と反論しています。
NHKは15日放送の「ニュース7」で、他人名義のクレジットカード情報を使い商品を購入したとして、ベトナム国籍の詐欺グループ4人と、協力したとみられる都内のコンビニ経営者が逮捕されたと報じた。
さらに事件に関連する事項として、24年9月ごろから相次いでいた、利用者が商品などを購入する際にカード会社による照会を行わない「オフライン取引」の悪用に言及。イオンカードの利用者から、カードの利用停止後も「身に覚えのない決済が行われている」という訴えが続出していたことを紹介し、原因が「イオンカードのシステムにエラーが発生していた可能性もある」とする専門家の見解を伝えた。
この報道に対しイオンフィナンシャルサービスは16日、「今回の詐欺犯罪の原因として、あたかも弊社のシステムにトラブル・エラーがあるかのような報道がなされた」との声明を発表。「自社システムについては、第三者検証で問題がないことを確認しており、NHKが報道したような事実はない」と反論した。
「今後もイオンカードは安心してご利用いただけます。万が一、不正利用に関してご不安なことがあれば、すぐに弊社までご相談ください。今後も、弊社としましては、警察当局や関係各所と密に連携を取り、不正犯罪撲滅にまい進してまいります」(同社)
イオンカードがNHK報道に反論 詐欺事件の原因が、同社のシステムエラーと取れるとして(ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース
確かにイオンカードが定義した通りにシステムは構築され、想定されたとおりに認証システムは完璧に動作しました。
オフライン取引の穴は設計されたとおりに空き、無事に犯罪者に目をつけられ、悪用されて巨額の犯罪の温床となりました。
システムエラーではありません。
より本質的な要件定義、仕様が根本的にまずかった、という話です。断じてシステムエラーではありません。
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強いて言うならば、不正取引が多発していたとき、対処が遅れたイオンカードの中の人の運用体制、
経営体制がまずかった、ただそれだけのことです。それを「システム」と表現する考えもありますが、
世間一般的にいうとシステムとはITシステムを指すかと。会社のエコシステム全体を指す場合は「会社」「組織」というかと。
不正取引にあった顧客からすると「そんなの知るかよ、時間返せよ、いいかげんにしろよ」と思うかもしれませんが、
まぁ同じ手口で新たな不正取引は発見されていないとも報道されていますので安心ですね。
イオンカード、イオンフィナンシャルグループが失ったものは、「顧客からの信頼」という代えがたいものですが、
それでもシステムエラーではありません。
という訳で、あまり使わないカードを沢山保有するのは考えものですね。システムエラーだろうがなんだろうが、
自分の口座と紐づけられた決済手段が存在すると、その数だけ脆弱性が存在する可能性があります。
不要なものは順次解約orロックをかけておきましょう。
イオンカードは周りでも不正請求されまくってますね
ただ、数ヶ月後に気づいたって人も全額返金されてたのでそのへんの対応は手厚そう
わたしはイオンシネマ専用カードなので不正利用があればすぐに気付けますが…
自己破産者の俺にもカード作らせてくれたイオンだから信用してない
利用者として心が2つある
俺みたいな人間にクレカ50万枠新規発行させるような所なんて…ありがとう!とガバガバかよ?って2つ
この件、客ができる事は「イオンカードは持たない」ということだ。
これって、イオンカードだけが、ApplePay登録時にSMS認証が不要だった事と、オフライン決済でも被害が出ているカード番号は利用NG登録ができるのにイオンカードはそれをしなかった事の2つが問題だったと思う。
それが原因でイオンカードだけが狙われたはず。