東京地裁、統一教会に解散命令。教会側は怒りのコメント発表と即時抗告。

東京地裁、統一教会に解散命令。教会側は怒りのコメント発表と即時抗告。

東京地裁が旧統一教会への解散命令を出しました。民法上の不法行為が法令違反に当たるそうな。
一方、統一教会側は怒りのコメントと、東京高裁への即時抗告を検討するそうな。

鈴木謙也裁判長は決定理由で、寄付勧誘によって「人数、額ともに類例のない膨大な被害が生じていた」と指摘した。

教団が「コンプライアンス宣言」で活動を見直したとする09年以降も「途切れることなく続き、なお看過できない」として「法令に違反し、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる」と認定。「根本的な対策を講ずることなく現在まで不十分な対応に終始している」として、解散命令はやむを得ないと結論づけた。

旧統一教会側は「誤った法解釈に基づいて出された結果で到底承服できない」とのコメントを出した。東京高裁に即時抗告する方針。最高裁まで争うことができ、最終的な結論までは時間がかかる可能性が高い。

（中略）

命令が確定すれば法人格を失い、清算の手続きに入る。税制上の優遇措置は受けられなくなるが、任意団体として宗教活動は継続できる。
旧統一教会に東京地裁が解散命令、民法上の不法行為で初 – 日本経済新聞

統一教会側のコメントはこちら。
“統一教会”解散命令受けコメントを発表、東京高裁への即時抗告検討の考え示す（日テレNEWS NNN） – Yahoo!ニュース

要約するとこんな感じ。

・東京地裁が世界平和統一家庭連合に対し解散命令を認める決定を下した。
・当法人は判決を重く受け止めつつも、法解釈の誤りを指摘し、東京高裁への即時抗告を検討している。
・民法の不法行為を解散事由に含めた今回の決定は、日本の信教の自由に深刻な影響を及ぼすと懸念している。
・当法人は2009年以降、内部改革を進め、現在では献金を巡る新たなトラブルはほぼ発生していない。
金について信徒の方々と「確認書」を取り交わしている。
・安倍元首相事件以降、誤った情報が拡散され、信徒の人権侵害が相次いでいる。
・今回の決定が信徒への不当な差別を助長しないよう、国民に冷静な対応を求めている。
・信徒の多くが宗教団体としての価値を肯定しており、解散命令は不当であると広く訴えていく方針。
・多くの方々に心配と不安を与えたことに対して謝罪の意を表明する。

緑色の箇所は教会側の主張です。しかし、文科省が質問権を行使して、

170人を超える被害者らへの聞き取りも実施し、不安をあおって高額な物品購入や寄付を勧誘される被害がなお続いていると判断。
旧統一教会に東京地裁が解散命令、民法上の不法行為で初 – 日本経済新聞

と判断しています。

散々法令違反の詐欺やら霊感商法をやってきて「日本の信教の自由ガー！」
ってなめてんのか。

教会側は、自分たちが行ってきたことを1ミリも反省せず、のうのうと生きながらえようとしています。
往生際が悪いですね。さっさと散っていなくなって欲しいところ。