スシロー「鶴瓶さんを削除」の判断が“完全に見誤り”だったワケ。ネット上の「声が大きい暇人のバカ」に惑わされないために。
回転寿司チェーン「スシロー」にて笑福亭鶴瓶さんの広告が取り下げられたことが話題になりましたが、
週刊文春の報道に一部訂正があった今、勇み足だったと言われています。
企業はCM取り下げをどのように判断すべきでしょうか。
スシローを運営する株式会社「FOOD & LIFE COMPANIES」は、報道各社からの取材に対し、「この度の件は、お客さまから様々な声をいただいておりましたことを踏まえ総合的に判断し、対応しております」と理由を説明しているという。
(中略)
これら一連の流れに「鶴瓶さんはとばっちりだ」という意見も多いが、少なくともスシローの対応は、筆者としては好ましいやり方ではなかったと思っている。
(中略)
その際に、筆者が強調していた「CM取り下げのポイント」は、下記の3点である。
1. 最も重要なのは問題の重要度、深刻度
2. 世論は重要だが、「顕在化している声=世論」ではない
3. 取り下げることのリスクも考えておくべき
最近、企業はSNS上の声を意識し、重視している。筆者自身、会社員時代はそのための方法論を開発してきた。しかしながら、「SNSの声を過信してはならない」ということもあわせて主張してきた。(中略)
多くの顧客や視聴者から理解を得るためには、「誰がどう言っているから」ということよりも、「正しい行いをしているのか?」ということのほうが重要だ。ただし、その行いの根拠をきちんと説明できることが並行して重要になる。
スシロー「鶴瓶さんを削除」の判断が“完全に見誤り”だったワケ 一方、アイリスオーヤマは吉沢亮さんとCM契約継続で株を上げたが…企業は「CM取り下げ」をどこで判断すべき?(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
当事者同士の示談と、守秘義務のために詳細が把握できず、スシローとしてはリスク管理の一環で早めに
鶴瓶を斬った、というところでしょうか。疑わしきは自社広告からとりあえず全部外す、と。
その時の経営判断からすると、間違っていないと思いますけどね。だって騒ぐやつがいるんだもん。
そして詳細が把握できないのだから、とりあえず一旦取り下げるしかない。
取り下げないとスシローに「なんで鶴瓶を掲載しているのか」と突撃するやつが出てきますから。
基本的にインターネット上の声というのは、声のでかい暇人で構成されていますので、
時として馬鹿が過剰に反応しがちです。それを信じて、というよりノイズを除去しきれずに
判断を行うと、結果として誤ったことになる、という例でしょうか。
後になってから、外野はなんとでも言えますけどね。
ちなみに、吉沢亮の泥酔時不法侵入事件についても、引用元は「さほど深刻とは言えない」といっていますが、
あれやられた側は相当恐怖ですからね。管理人もやられたことがありますが、身を守るのに必死でしたよ。
これから企業はリスクコントロールの一環で、ますますAIキャラクターやAI芸能人で広告するようになるかも。
効果が計測できないテレビCM離れという傾向にも拍車がかかるでしょう。
フジテレビのCMを辞退した1-3月、仮に売上が特に変化しない、または売上微減でCM費用の投資効果が
割に合わないものだったら、「他社CMも含めて降りてもいいじゃん、一旦様子見よう」となるかも。
とはいえ、テレビ業界とスポンサーには長年の関係もあるでしょうし、CMの影響力は「見ている人にとっては」
まだまだ絶大なものがあります。CM文化はしばらくは先細りしながら、ずるずると続くでしょう。
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AIキャラ使ったらそれはそれで粘着する奴が出てくるでしょうね
AI使って何が悪いとか、ちゃんと理論武装して言い返すくらいの気概でないと、これからの声のデカイバカの相手なんてやってらんないよな
面倒臭いからAC流しとけ
飲食産業CM
有名キャラクターコラボor高額出演料のタレントを起用しても 消費者の購買意欲上がらないor売り上げ伸びるとは思えない
良くも悪くも、インターネットは現実世界とは異なり発言権が平等に与えられてますからね。
普段の生活圏(クラス)がまったく異なるような人もごっちゃ混ぜで、さらに匿名性も加わってカオスな世界です。