日本人の一人あたりGDP、韓国人を下回る。2年連続でOECD22位。

日本人の一人あたりGDP、韓国人を下回る。2年連続でOECD22位。

もはや一人あたりのGDPでは韓国にすら勝てない我が国ですが、内閣府が発表したところによると、
2年連続でOECD加盟国で22位と、1980年以降で最も低い順位だそうな。

内閣府は２３日、日本のドル建て１人あたり名目国内総生産（ＧＤＰ）が２０２３年は暦年で３万３８４９ドルとの試算を公表した。２年連続でＯＥＣＤ（経済協力開発機構）加盟３８カ国中２２番目と比較可能な１９８０年以降、最も低い順位となった。

ことし６月に韓国のＧＤＰが基準改定で上方修正されたため、２０２２年の順位が日韓で入れ替わっており、２年連続で２１番目の韓国を下回った。

ドル建て換算に用いた為替レートは２０１９年１０９．０１円、２０年１０６．７８円、２１年１０９．８０円、２２年１３１．４円、２３年１４０．５円。円安進行もドル建て金額下押しの一因となっている。
日本の1人当たりＧＤＰ、2年連続でＯＥＣＤ22位　韓国下回る＝内閣府（ロイター） – Yahoo!ニュース

人口は日本人が1.2億人、韓国人が5171万人なので国力としては日本の方がまだ上ですが、
個々の豊かさとしては韓国人の方が上位となります。

悲しいなぁ・・・まぁ日本人のホワイトカラーなんてなにか生産しているようで何の意味もない
書類ワークをひたすら繰り返している人も多いし・・・ってそれってどこの国も同じようなものでは・・・

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日本には中小企業が多すぎる：

さて、よく言われるのが日本には中小企業が多すぎる、というもの。
それだけ企業経営が非効率となります。例えば総務や経理や人事などの間接部門は、
企業規模が10倍になったところで人員は10倍も必要ありません。

空いた人員は他の部門に振り分けるか、そもそも雇用しません。
余った労働力は別の企業に雇われたり、新たな産業の受け皿となります。

補助金で生きながらえたり、労働者をブラック環境ですりつぶす中小企業をどんどん潰し、
労働力の効率化を図る、というのも解決策の一つでしょう。

また、日本の場合は新しい企業が勃興しづらく、また解雇規制も進んでいないので、
人材の流動性が乏しいという問題もあります。

ただし、解雇規制を緩和し、無能な人をすぐに首を切れるようにすると、無敵の人が登場して
刃物を持って暴れたりするので、受け皿となる産業やセーフティーネットを同時に整備していく必要があります。
また、格差も同時に拡大するので、その対応のための社会保障、のための財源、つまり増税が必要です。

そのへんを国家戦略的に考えて政策誘導しなくてはならないのですが、この国の政府には難しそうです。