生活保護受給者「私達は単に生かされているだけ」。食費を切り詰め、400円の焼き魚を108円の缶詰に変更して生き延びる毎日。

生活保護受給者「私達は単に生かされているだけ」。食費を切り詰め、400円の焼き魚を108円の缶詰に変更して生き延びる毎日。

物価高が進む中、生活保護費を引き下げられると生活がかなり苦しくなるのは容易に想像がつきますが、
その方々の生活実態の記事が話題になっています。

　国が2013～15年に生活保護費を引き下げたのは憲法が保障する生存権に違反するとして、国や自治体に減額決定の取り消しを求めた大阪訴訟で、大阪市の方（79）は原告団長を務める。

　同市旭区の千林商店街近くで1人暮らしの方は、手押し車を押し、ゆっくりとした足取りで買い物に出かける。

　月約11万円の生活保護が頼りで、4万5000円の家賃や別に光熱費がかかる。最近はスーパーの焼き魚が400円近くに値上がりしたため108円の缶詰を選ぶようになった。「物価高の影響でしょう。夜は総菜が割引販売されますが、店に並ぶのが体力的に難しくなった」

　看護助手など仕事を転々としながら2人の娘を育て、50代から守口市や旭区でカラオケ喫茶店を営んだ。心臓や肝臓の病気で働くことが難しくなり、69歳から生活保護を受給。薬の副作用で股関節の病気にもなった。

　外食は2カ月に1度で、検査で訪れる病院の食堂でうどんを食べる。カラオケ喫茶店の常連客だった知人から誘いもあるが、交際費のゆとりはなく断っている。新型コロナウイルス禍で支給された定額給付金の一部を孫らの中学祝いに贈るため蓄えている。

　今の生活は「単に生かされているだけ」と、悔しく、やるせなさを感じることもある。「人が生きていくためには栄養のある食事、友人や家族と交流することが大切だと思う」
食費切り詰め焼き魚から缶詰に　物価高と生活保護減額に苦しむ受給者（毎日新聞） – Yahoo!ニュース

「単に生かされているだけ」ってなんだよ、生活保護の目的が「最低限、生かすこと」だろうが。
もっと生きていられること、生あることに感謝して欲しいところ。昭和以前だと速攻で野垂れ死にだろう。

他人に生かされている感が嫌なら、死ぬか、自分で働いて金を稼ぐか、どちらかしかないでしょう。

だいたい、時間はあるだろうから魚ぐらい自分で焼けばいいのに。
市井の人は普通そうやって創意工夫で生活費を節約しているのですよ。
それを缶詰で済ませるって、単に面倒くさいだけではなかろうか。

記事の後編で、

「ぜいたくをするために闘っているわけではありません。心にゆとりのある生活をしたいだけです」
食費切り詰め焼き魚から缶詰に　物価高と生活保護減額に苦しむ受給者（毎日新聞） – Yahoo!ニュース

とのこと。まぁそれは分かる。生活保護費が減額されると生活が厳しくなるのも分かります。
ただね、生活保護費以下の賃金で必至に働いて医療費や介護保険なども自己負担で
「生かされている」労働者がいることを忘れないで欲しい。

働けど働けど、税金に取られるサラリーマンもわんさかいることを知っていて欲しい。
そういう人たちの税金も、貴方がたの支援に回っていることを忘れないで欲しいところ。

さて、国民年金より低いという生活保護費は、生活保護費を下げるのではなく、
国民年金を上げるべきでしょう。

大事なのは生活保護やその他社会福祉を十分に維持できるだけの経済成長を
我が国が持続的に行う必要が有ることです。そのためにも真っ先に解決すべきは
少子高齢化問題かも。

そして、原資がどうしてもないのならば、子育てに投資することを優先すべきでしょうね。
後は死ぬだけの年寄りか、未来のある子供か、どちらか選べ、と言われたら、
後者を選ばざるえないでしょうね。