東洋経済「新卒が辞めにくく年収高い」会社ランキングはこれ。1位、三井物産、2位、レーザーテック、3位、東京エレクトロン。
そりゃこのそうそうたる大企業に就職できれば誰もやめないだろ・・・と思いきや、
結構な数の新卒が、キラキラした新卒カードを投げ捨てて夢なりやり甲斐なり給料なりを追い求めて、
2-3年で辞めていくのがこの世の中です。
さて、東洋経済「新卒が辞めにくく年収高い」会社ランキングTOP100社を公開しています。
1位は三井物産。総合商社2位の言わずと知れた大企業だ。2020年4月入社128名のうち、2023年4月在籍者は125名と、かなり新入社員の離職が少ない企業と言える。また、総合商社1位の三菱商事は4%、4位の住友商事は3.9%と、他の総合商社も今回のランキングからは外れるものの低水準の新卒3年後離職率となっている。
2位はレーザーテック。半導体の検査・測定機器を世界に提供するグローバルメーカーだ。2020年4月入社の新卒社員は9人で、2023年4月時点で9人全員が在籍している。
3位は東京エレクトロン(半導体製造装置で世界3位)、4位ファナック(工作機械用数値制御装置で世界首位)と、グローバルな機械メーカーが上位に連なる結果となった。
「新卒が辞めにくく年収高い」100社ランキング 新卒3年後離職率が低い高年収企業はどこか | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン
4位ファナック、5位は日本郵船、6位は住友不動産とのこと。
全体的なランキングはこちら。
「新卒が辞めにくく年収高い」100社ランキング 新卒3年後離職率が低い高年収企業はどこか | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン
3年後離職率は0~3%以下の会社が抽出され、またいずれも平均年収は1300-1500万円程度、
三井物産に至っては1784万円とのこと。それだけ貰ってれば辞めないでしょ・・・というのは、
それだけ貰える40-50代の脂の乗ったおじさん社員であり、まだまだ会社に居場所が無い若手は
夢やら希望やらより高待遇やら「鬱」でやめて行くわけです。
新卒がやめないためには、まず金払いがいいこと。これは必要条件ですね。
後は適度なやり甲斐があり、まともな時間に帰れて、心理的安全性が保たれていること。
上司が話を聞かなかったり、鉄アレイで殴ってくるような会社では、いくら金払いが良くても人が居着きません。
風通し良く、未来が明るいこと、という風に新卒の若手が感じられる(錯覚できる)ことが
大事かもしれません。右肩下がりの業界、未来のない業界、次の新卒が入ってこない業界では、
新卒はいつまで経っても奴隷扱い。社内の雰囲気も悪く、セクハラ・パワハラも横行しがちです。
そして給料も悪い。そんな業界は新卒が辞めないほうがおかしい、異常です。
転職最強の武器、それは「若さ」。
未来のない業界やブラック企業に安月給で勤めていると、転職市場で最も武器となる「若さ」を無駄に失います。
職歴が付かなさそうな企業であれば、さっさと転職しましょう。
石の上にも3年といいますが、それは石に座らせる側の言葉です。座る側の言葉ではありません。
短期間の転職は職歴に傷がつくかもしれませんが、職歴にならない仕事で年齢を食うのも考えものです。
今ある大企業はコロナ禍を生き残った企業ばかりです。コロナ禍ではリモートワーク中心で、
顔が見えない状態でコミュニケーションを取り、仕事をやり切る会社も多かったのです。
そうしなければ生き残れませんでした。
その教訓から「これまで新卒から入ってきた人が以心伝心でやってきたけど、
別にテレワークでも顔が見えなくても仕事ってなんとかなるよね、
人が足りてないんだったら中途でもいいので入れてくれ」という企業がだいぶ増えたかと。
という訳で、10年前ほどよりは、中途採用に拒否反応がある会社ばかりでは無くなってきた世相です。
このサイトをいわゆる「若手」と呼ばれる人が見ているかは分かりませんが、
今の会社に満足していない人は、積極的に年収とキャリアアップを目指してみましょう。
は? ピチピチの新卒が見てるんだが?
レーザーテックってそんな小規模な会社だったのか・・・