アマゾン宅配員が宅配ボックスキープ技を披露⇒謝罪へ。

アマゾン宅配員が宅配ボックスキープ技を披露⇒謝罪へ。

マンションの宅配ボックスは、24時間いつでも荷物が受け取れ、不在時はもちろん、
家事や育児、睡眠やテレワーク、営み中など、手が離せないときにも荷物が受け取れる便利なものです。
宅配業者も再配達頻度を減らせることから、一石二鳥の設備だと思っていましたが、どうやらそれを
悪用する事例があった模様です。

福岡市の事例では、おそらくマンションの宅配ボックスが全て埋まっており、
空きボックスがなかったのでしょうね。
すでに荷物が入っている宅配ボックスをアマゾンの宅配業者が勝手に開け、
入っていた荷物を放り出し、自分の荷物を入れて去っていた事案が発生したそうな。

　配達の委託を受ける業者は、地元の個人事業主も少なくありません。同じ会社の荷物を扱う知り合い同士で暗証番号を共有し、宅配ボックスをキープしているようなのです。自分たちが荷物を届ける効率性を高めるためです。今回の事例でも、閉まったボックスに片っ端からある番号を入れ続け、開いたボックスに自分の荷物を入れる行動がカメラで確認できました。

　アマゾン側からはメールでの謝罪はありましたが、同社の担当者からは詳しい説明を聞けていません。

　宅配ボックスは日中の留守が多い集合住宅では不可欠なものです。ネット通販などが増大し、さらに宅配の単価や給与が低い業界にとって、再配達の負担は大きいでしょう。それを回避する目的で、宅配ボックスを一定のグループ内でキープすることが、全国各地で起きているのではないかと推察しております。
宅配ボックスをキープ？　Amazon配達員が勝手に開けて自分の荷物を…困惑するマンション経営者（西日本新聞） – Yahoo!ニュース

地域の運送業者で同じ暗証番号を共有し、共有番号で総当りをかけ、開いたところに
荷物を押し込んでいくとな・・・

なんとも悪知恵？が働くものです。まぁデリバリープロバイダは個人事業主の運送業者も多く、
中抜き＆発送主からは運賃が買い叩かれて、何度も何度も無料で再配達させられるのはたまったものでは
ないでしょうから、しょうがないとも言えます。

ただ、普通は宅配ボックスがあるようなマンションはオートロックも付いているでしょうし、
宅配ボックスは荷物を収める側はオートロックの外側、荷物を受け取る側はオートロックの内側しか
開けられないような構造かと思いましたが、そうではないようですね。

そして、すでに入っていた荷物はそばに置いていくのですね。
諸外国だと、宅配員がそのまま荷物をパクっていくこともありそう。
微妙に民度の高い日本、草。

マンションや住民側も早く荷物を取り出すよう、改善すべし：

ただ、マンションや住民側も改善の余地はあります。

宅配ボックスによっては、荷物が入っている部屋番号が表示されるタイプがありますが、
表示される番号はだいたい決まって同じような部屋番号、つまり同じ住民が専有しているような
ケースが見られます。

取り出すのがめんどくさいのか、まとめて取り出そうとしているのか、私物置き場代わりにしているのか、
事情は分かりません。管理人は通販でポチったら、荷物到着はまだかまだかと
半日おきにチェックしているというのに。

宅配ボックスを専有しているような住民が分かるよう、宅配ボックスに「10＊＊号室、3日目」など表示したり、
経過日数に応じて宅配ボックスのランプの色が変わって注意喚起するなど、システム面での整備も
必要でしょう。

宅配ボックスの空き率が上がることは、住民のメリット、そして資産価値向上になりますので、
宅配ボックス業者やマンション側も導入を検討してみては。
ま、民度の高い住民がさっさと取り出すことが一番ですが。

社会全体で物流問題を解決する姿勢が大事でしょうね。