GoogleがHTCのPixel部門と特許など知的財産を1230億円で買収へ。
GoogleはLGやHTCにGoogleのNexusブラントやPixelブランドの製造を委託していましたが、
この度米Googleは台湾HTCのスマートフォン部門の一部を11億ドルで買収することを発表しました。
前々から噂になっていた「パッとしないHTCをGoogleが買収する」ということが現実になったわけです。
なお、HTCのスマホ部門に在籍する従業員4000人のうち半数がGoogleに移籍し、
Google側で継続してPixel2の開発に当たるのだそうな。
なお、同時に特許などの知的財産権も買収の対象で、一部がHTCからGoogleに渡るそうな。
Googleの次期ハイエンドスマートフォン「Pixel 2」はHTCから、「Pixel 2 XL」はLGでの製造委託が
行われるとリークされており、今後のAndroid陣営の更なる興隆が期待されます。
Pixel 2とPixel 2 XLが販売予定:
なお、初代「Pixel」はHTC担当で、「Pixel 2」はSoCとしてスナドラ835(Xperia XZ1と同様)、
4.97インチディスプレイを搭載するハイエンドスマートフォンとなるそうな。価格予想は649ドル、72000円。
「Pixel 2 XL」はLGが担当し、より大画面となり、5.99インチディスプレイ、同じくスナドラ835搭載、
849ドル、95000円程度が予想されています。
という訳で、Windows Mobile 6.1搭載のHTC Touch Diamond(2008年)あたりがピーク
(世界シェアは2011年に8.8%でピーク)だったHTCですが、ついにグーグルの軍門に降ることになりました。
世界的にものづくり離れが進む今日、買収した側のGoogleはどのような戦略を出してくるのでしょうか。
今後のPixelシリーズに機体です。