幻冬舎「新NISAで5年間で500万円も損失が出てしまい、愕然としました」。今年1月スタートなのに?
なんだかいつも退職金をぶち込んでNISAで大損する話と、タワマンを買って後悔する夫婦を書いている気がする
幻冬舎のTHE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)ですが、ちょっと話が面白いのでご紹介。
プラスチック容器の製造・販売などを扱う中小企業に新卒で入社したカネダさん(仮名)。仕事にやりがいを感じ、60歳の定年退職まで勤め上げました。
「おお! うちの会社は大企業じゃないが、退職金を2,000万円ももらえたぞ!」退職金は自分の給与の一部の積み立てとわかっていても、いざもらってみるとご褒美のようで嬉しいもの。無駄遣いせず、大切にしようと心に決めます。
(中略)
ネットで見つけたアクティブ型投資信託を、新NISAの成長投資枠240万円(満額)で一括購入。つみたて投資枠120万円も別のアクティブ型投資信託の積立購入を月10万円ずつで設定しました。
「お! 上がってる、上がってる!」「あれ下がってるな……」「また下がってる!」そんなことを繰り返し、数年かけて損失が積み重なり、5年後、65歳になったときには500万円の損失がでてしまい、愕然とします。
「どうして新NISAなんてやってしまったのだろう……。退職日に戻ってやり直したい……」いま、震えるほど後悔しています。
どうして新NISAなんてやってしまったんだ…60歳元会社員“退職金2,000万円”がみるみる減って大後悔「退職日に戻りたい…」【元野村證券セールスマンの助言】(THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)) – Yahoo!ニュース
あの・・・新NISAは2024年1月始まりの制度で、まだ5年経ってないのですが・・・
しかも年間360万円の購入が上限なので、500万円の損は制度上出来ないのですが・・・
だめじゃないですか、フィクションはちゃんとフィクションと書いてくれないと。
まるで媒体そのものが全部フィクションのように感じてしまいますよ。
それとも、何も知らない外注の格安ライターが本当に間違えたのでしょうか。
編集がこの文章をノーチェックで掲載できる体制、というものに恐ろしさを感じます。
その後の文面で、長期投資をしよう、バランス型を買おう、積立しよう、と書いていますが、
ついでに「アクティブ投信=悪」ではない、ともしています。
新NISAの投資先として、手数料が高いアクティブ投信を選択する必要はない、という意見をしばしば見かけます。
確かに「インデックス型」の投資信託のなかでも、S&P500や全世界株式指数に連動した商品は、安価な手数料でありながら良好なパフォーマンスを記録しています。多くの投資家にとって十分な成績を収めてきたことは疑いようがありません。
しかし、本来「アクティブ型」の投資信託は「インデックス型」の投資信託のパフォーマンスを上回ることを目指して運用されています。多くの「アクティブ型」の投資信託の運用成績が、「インデックス型」に対して劣後しているものの、なかには「インデックス型」を上回るリターンを記録し続けている「アクティブ型」の投資信託も存在しています。こうした「アクティブ型」の投資信託は、優れた運用体制などによって、再現性の高い好成績を記録しています。
「インデックス型」よりも高い手数料を支払うとしても、それ以上に良好なリターンが期待できる「アクティブ型」投資信託であれば保有を検討してもよいでしょう。
どうして新NISAなんてやってしまったんだ…60歳元会社員“退職金2,000万円”がみるみる減って大後悔「退職日に戻りたい…」【元野村證券セールスマンの助言】(THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)) – Yahoo!ニュース
あのね、長期で良好なリターンが期待できる「アクティブ型」投資信託なんて、自分で分かれば苦労しないから。
インデックスに長期で手数料負けせずに勝てるアクティブファンドなんて極レアで、
しかも何十年も経たないと答え合わせ出来ないから。プロでも至難の業で、素人が見極めるのは無理。
少なくとも幻冬舎の記事を真に受けてる層には無理。
この手の話は現代ポートフォリオ理論でいくらでも言われているでしょう。
ちなみにこの存在するのかしないのか分からないカネダさん(仮名)は、
損失がアクティブファンドの価格が回復して含み損100万円まで回復したところで売却し、
500万を現金、残り1200万を外国債券の購入にし、年40万円弱の利金を受け取り、
その利金でアクティブファンドを買った、とのこと。
どうして利金受取で税金を支払って、またアクティブファンド買うのよ。
無駄に税金を払うことは止めましょう、ってどこでも言われるでしょ・・・
という訳で、フィクションにフィクションを積み上げると、とんでもない話になってしまいますね。
8月の暴落で少しポートフォリオが振るわない人は、次のような本でも読んで、初心に帰りましょう。
ネット記事の受け売りを実行すると、騙されてアクティブファンドを買って損切りしたり、
価格が下がった時に慌てて売ったりする事になりがちです。
自分でしっかりと調べた上で、インデックス投資を行いましょう。
ネットの受け売りや自称アドバイザーを真に受けてインデックス投資を買うのと結果は同じなのですが、
自分で調べた分、自分の中に芯ができますので、暴落時に心が揺らぐこともなく、握力が鍛えられますよ。
早速該当記事が非表示か消去されてて草
ほんまや。。何かあったのかな(ハナホジー)
元記事見たかったわ
他のニュースサイトも全部消されてて悲しい
中国でもアクティブはもう勝てないってなって今はパッシブの信託やETFばかりって聞くね。
正しいかはさておき、特定分野の成長って昨今の国際経済や物流事情見ると長く持たないよね。
カネダさんは銀行か証券会社に騙されてないか
新NISA5年前から投資する裏技教えてくれよ……
ルポ系記事の99%はヤラセだろ
次回記事はテツオさん(仮名)のお話かな
最近のヤフーニュースはこういう薄っぺらい相談の体をしたフィクション記事と本の一部抜粋の記事、あとタイトルが質の悪いまとめサイトのような記事が多い
いずれにしても「ニュース」ではない
出版不況になった理由が分かった気がする
胆力ではなく握力なのか?
どっちでもいいけど、買ったものを手放さない=つかみ続ける=握力みたいな感じで使われてる
業界用語的な側面はある
実際、「リスク」は一般には含み損になる意味合いだけど、投資の世界では上昇トレンドで儲け損ねることも意味するし
ま、話が通じりゃなんでもええんですよ
金融ではリスクはボラティリティの意味あいもある
外注記事って大抵は1文字幾らの世界じゃないっけ?
そのせいかファクトチェックすらされてないことが丸わかりの間違い記事をFP技能士が監修してますって内容で出してるとこもあったし
何なら不動産系の記事の校正を頼まれたっていうとある資格系予備校の元講師は、元記事の内容が間違いだらけだったけどギャラが良かったから引き受けたっていうのもある
あとなんだったかなー、ROEの読み方を「ロエ」って書いてるとこもあったけど、流石にそれはねーだろって思ったな
>外注記事って大抵は1文字幾らの世界じゃないっけ?
だから無駄にダラダラと長い駄文が多いわけか。
実は3人家族だったのかも知らんぞ(笑)
タイムマシンってやっぱ完成してたんやな
https://web.archive.org/web/20240923024714/https://news.yahoo.co.jp/articles/c7af68168f62c4cd0b835bead6b678dd1573ec01
K城さん、校閲とかせんかったのかな
それとも下々が勝手に記事化した後にK城さんの耳に入って逆鱗に触れて記事が飛んだか