PayPayがシェアNo1を取り、早速還元率を爆下げで0.5％へ。ソフトバンクお得意の焼き畑商法を実践中。4/1～。

PayPayがシェアNo1を取り、早速還元率を爆下げで0.5％へ。ソフトバンクお得意の焼き畑商法を実践中。4/1～。

利用者No1を取ったことで所定の目的を達成したと認識したのでしょうか、
PayPayが収穫期に入ります。

PayPayの利用特典が次の通り改悪されます。

現状の還元率は猛烈に分かりづらく、プレスリリースなども妙に深いところに隠蔽されて書かれているので
はっきりとしたソースは掘り出せなかったのですが、1.5%～2％だったかと。

それが0.5％に改悪となります。

隠蔽の意図のあるプレスリリースタイトル：

ちなみにこのプレスリリースのタイトルも次のような感じです。
4月から始まる「まちかどペイペイ 第3弾」と新しい利用特典について – プレスリリース

サブタイトル：

～ 「キャッシュレス・消費者還元事業」5%還元対象店舗で、さらに5%を上乗せ。
合計最大10%が戻ってくる大好評キャンペーンが帰って来る！ ～

で、ページを捲っていけばこの改悪がひっそりと書かれていますから、
これは割と悪質な分類かと。

ソフトバンクが行ってきた焼き畑商法：

ただ、PayPayの改悪はこれまでソフトバンクが繰り返してきた、焼き畑商法を繰り返しているに過ぎません。

ソフトバンクはビジネスの参入時に新規カスタマーに無料でADSLや端末をバラマキ、競合他社を殲滅します。

ある程度普及して競合他社の体力が付き、市場が成熟を迎えて（ソフトバンクにとって）収穫期に入ると、
あとは規約を複雑怪奇に変更して解約しづらく、違約金でガチガチに固め、かつメニュー表も可能な限り分かりづらくして、
じわじわと値上げして搾り取ります。

ソフトバンクのビジネスのDNAがそうなっているのでしょう。それを繰り返しているのです。
そして確かに理にかなっているビジネス戦略なので、豊富な資金力とブレインと大量の歩兵を
備えるソフトバンクは大体勝ってしまいます。ただ、競合他社から見ると迷惑な話ですけどね。
ソフトバンクも決して消費者のことを見ているわけではなく、常に自社の数字を見ているわけですし。

加盟店側からも手数料を徴収するだろう：

さて、還元率はこれからもどんどん下がるでしょう。0.5％⇒0.25％程度まで推移するかと。
それに合わせて、今度は店側からも手数料を取り始めるでしょう。現状、店側の手数料は無料のはずですが、
元々は募集時から「＊＊年までは無料」と限定であることは示されていたはず。

PayPayの顧客が増えている店側は戦々恐々していることでしょう。

さて、利用者目線で考えると、還元率増加の条件である、

を満たすのは結構難しいかと。月50回って、1日1.6回だぞ。無理だろ。
10万円超えは、飲み会の決済代行を3回ぐらいすれば行けるかも。それも割と厳しい。

というわけで通常還元率は0.5％。うーん。
都内のランチで700円を食べると、還元額は3.5円。これだったら現金でいいよね、となります。

もう少し大きな買い物であればクレジットカードが使えるでしょうから、還元率1％のクレジットカードでいいよね、
となります。

実際には消費者還元事業やらまちかどペイペイキャンペーンが走っていますから、
来年度の前半はもう少し実行還元率は高いでしょうけど、オリンピックが終わったあとぐらいからは、
各社収穫期でしょうからそういったキャンペーンがなければほとんど0.5％になるでしょうね。

そうなるとPayPayを使う理由は全く無くなります。利便性に大きく劣るQRコード方式は廃れていくでしょう。
コンビニなどの小口決済で0.5％程度ならば、もう現金かSuica/PASMOでいいや、となるかと。

というわけで、事の推移を見守りつつ、還元率が高いうちに使っておきましょう。
また、PayPayに依存しないように、還元率の高いクレジットカードや他の決済手段も持ち合わせておきましょう。