JR東日本が訪日外国人向けプリペイド型SIMカード「Prepaid LTE SIM JR-EAST ver.」リニューアル発売へ。中身はソニー。8/1~。
元々2016年4月1日よりJR東日本オリジナルパッケージとして発売していたこのSIM、
「Prepaid LTE SIM JR-EAST ver.」ですが、2年間で行われた技術革新は物ともせず、
1.2GBと2.4GBプランのみ、ほんの僅かに、本当に雀の涙ほど値下げしてパッケージを変えて、
リニューアル発売される事になりました。中身はソネットのnuromobileとなります。
駅近くの施設や自動販売機にて販売されるとのこと。
発売日:2018/8/1~。
◆取扱箇所
STANDBY TOKYO(東京駅)
BOOK EXPRESS:新宿南口店、CIAL 桜木町店
book express:エキュート京葉ストリート店、エキュート品川 サウス店、エキュート上野店
HINT INDEX BOOK エキュート東京店、bookshelf NEWoMan 新宿店
自動販売機:JR 東日本訪日旅行センター内(成田空港駅・空港第2ビル駅)、びゅうプラザ仙台駅店頭(仙台駅)
仙台駅に置いて羽田の国際線ターミナルには置かないのかよ、と突っ込みたくなりますね。
パッケージデザイン:
いやそんなもの、買った瞬間に開封して捨てるのでどうでも良いのですが・・・
ちなみに2016年のパッケージデザイン。
料金プラン:データのみ。音声不可。SMSも非対応。
プラン1.2GB | プラン2.4GB | プラン3.2GB | |
(E7系) | (E5系) | (E6系) | |
対応SIMサイズ | 3in1タイプ(標準SIM、microSIM、nanoSIM) | ||
データ容量 | 1.2GB | 2.4GB | 3.2GB |
利用期間 | 30日 | 60日 | |
通信速度 | 下り最大988Mbps/上り最大75Mbps | ||
料金(税込) | 3500円 | 4500円 | 5500円 |
1GBあたり | \2,917 | \1,875 | \1,719 |
参考:2016年の1GBあたり | \3,000 | \1,818 | \1,667 |
1.2GBと2.4GBプランは70円ぐらい値下げ、3.2GBは50円値上げ。
日本国内の外国人向けのサービスとして妥当な金額かどうかは不明ですが、
日本人向けと比べると明らかに高い。プリペイドとは言え、MVNOと比べると3倍ぐらいの金額です。
一応2016年の記事では次のような言語でサポートが組まれているということなので、その分のお金が
通信費に上乗せされているのかも。
・電話サポート: 日本語・英語 ※営業時間 平日10:00~17:00
・サービスサイト:日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)
・マニュアル: 日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・タイ語
でもそもそもSIMの設定って、英語でAPNとPASSぐらい書いた紙1枚ぐらいをパッケージに
同封しておけば済むような。
うーん、これが日本のおもてなしか・・・と思いますが、必要な人はポチッてみましょう。
どうせ本人確認を行わないプリペイドSIM(データのみ、音声不可、SMS不可)であれば、
パッケージを3つも用意せずに、とりあえずAPN設定したらクレカ番号を入力してもらって、
1.2GB/2.4GB/3.2GBを選べるように出来るようにサービス設計出来なかったのでしょうか。
パッケージで新幹線E7系、E5系、E6系と言われても、鉄オタでない限りは日本人ですらピンとこないのに、
外国人にそんなものアピールしてもしょうがないでしょう。
3つも置いてあると売り場で場所を取りますし、必ず「どれがいいの?」と日本語以外で聞いてくる客が
出てくるかと。そうなると現場は結構混乱します。
1つだけのパッケージだと「After entering your credit card number,
please choose your plan yourself.」(クレカ番号入力後に自分で選んでね)」でいいかと。
もっとも、現金でしか払えない客にはそれはそれで別パッケージで対応が必要ですけどね。
結局、JR東日本が3つパッケージを並べたかっただけのような気もします。
だったら、富士山とサクラと五重塔とかそのあたりを印刷したパッケージでも良かったような。
ただ、そうなるとJR東日本が売る意味がなくなってしまうか・・・