転売ヤー対策のマクドナルド・吉野家・任天堂、どうして差がついた?慢心、環境の違い?
マクドナルドがハッピーセットのおまけとしてポケモンカードを販売したところ、転売ヤーの食い物にされて、
本来のターゲット層である子供連れが買えなくなり、また店頭は大混乱で食べ物が放置される事案が発生しました。
一方、吉野家や任天堂は、比較的転売ヤーを抑え込んでいるように見えます。
吉野家は2024年に「カービィと吉野家まんぷく大作戦」の第1弾・第2弾を実施した。並盛633円(小盛600円)の「カービィ盛」を注文した客に、カービィのフィギュアを付けるキャンペーンだ。フィギュアは第1・2弾合わせて全7種あり、牛丼を持つなどのポーズをとっている。だが、同キャンペーンにも転売ヤーが殺到し、連日売り切れの店舗も現れた。
これを受けて吉野家は2025年1月に第3弾を実施した。第3弾では第1・2弾のフィギュア全7種を景品としたうえで、450円ごとの会計で1ポイントを付与し、2ポイントでフィギュアを提供する仕組みとした。
転売ヤーから見て、原価が600円から900円に値上げされたことになる。また、第3弾ではその場で提供するのではなく、半年後の7月上旬に発送予定とした。SNSではマクドナルド騒動が起きた8月以降、フィギュアが「届いた」という投稿が現れ、マクドナルドとの対比で吉野家の対策が称賛された。
転売ヤーは商品を買い占め、購入者の「今すぐ欲しい」という感情を利用して高値で売りつける。半年後ではフィギュアの人気が読めないため、仕入れを避けがちになると考えられ、吉野家による時間差での提供は、買い占めを避ける有効な手段といえるだろう。
マクドナルドと吉野家、「おまけ商法」でなぜ差が付いた? 転売ヤー対策に見る両社の違い(ITmedia ビジネスオンライン) – Yahoo!ニュース
マクドナルドは後に購入セット数制限を課しましたが、転売ヤーからすると、供給数が絞られるのであれば
ますます価格が上がるので、バイトを雇って並ばせるだけで、何の解決にもなりません。
そもそも親子連れ限定にする方法やアプリでSMS認証を導入して、1会員1個限定にする方法もあったと思いますが、
いずれも採用しませんでした。
要するに本気で転売対策をするつもりはなかったのでしょう。
一方、吉野家は転売ヤーに食い散らかされてから、アプリで認証、2回食べたら半年後に郵送するぞ、
という方法で転売ヤーのある程度の駆逐に成功しました。
関連記事:吉野家×カービィ、転売ヤーに対して怒りの再開へ。アプリ引換方式で対抗。1/28~2/17。 | 節約速報
任天堂は、スイッチのプレイ時間などで敷居を設け、抽選方式とすることで消費者にも「いつか買える」
と思わせて、転売ヤーからの購入を思いとどまらせているそうな。
転売対策は企業のやる気次第:
結局、転売対策は企業側がどこまでやる気を出すか、顧客からの企業イメージをどう扱うか、
という点にかかってくるのでしょう。
マクドナルドは、企業イメージがどうであれ、短期的な売上さえ上がればなんでもよかった。
一方、任天堂はちゃんとユーザーにハードが行き渡るようにしたい。そうしないと長期的にソフトの売上に
影響が出るから。吉野家は単に転売ヤーにムカついただけかも。
という訳で、企業側の長期的なメリットと転売排除の方向性が結びつくと、実を結ぶ転売対策が実施されるかも。
その結果、一般人でも買えるようになるでしょう。
なお、転売対策がされて一番困るのがメルカリやヤフオクです。
これらの企業は可能な限り、転売ヤーに跋扈して欲しい、転売ヤーが儲かって欲しい、その分ショバ代を
1割近くもらえてそれが自社の利益の源泉なのだから、と考えています。
よってまともな対策を取ることは、未来永劫ないでしょう。転売のプラットフォームにモラルを期待するだけ、
時間の無駄です。
やっぱり吉野家!素晴らしいですね👍️👍️
正直吉野家のはめんどうで結局買うのを辞めてしまったから、難しいところね
マクド「転売対策・・・? それを行って当社にどのようなメリットがあるのでしょうか(笑)」
そんな企業風土
いくらでも客くるし知名度が上がればいいって思ってるよね。