シャープが「AQUOS R compact」を発売へ。4.9インチ液晶フルHD+、スナドラ660、RAM3GB、目玉液晶付き。
シャープがスマートフォン2017年冬モデルとしてフラグシップスマートフォン「AQUOS R compact」を
発表しました。これがなんとまぁ残念な仕様です。そもそもこれフラッグシップモデルなのか・・・。
この性能で?
何が残念かというと、この目玉おやじのように本体上部中央に配置されたインカメラ。
インカメラそこに置く?そこまでしている?確かに自撮り需要が相当数あることは分かりますが、
液晶を完全に妨げているやんけ・・・まさにiPhoneXのM字ハゲ液晶の劣化版やんけ!
参考:Apple iPhoneX M時ハゲ液晶。
なお、iPhoneX M時ハゲ液晶は、相当数のデザイナーや開発キットが
「このM字ハゲ部分をどう有効活用しようか」という点で頭を絞っており、上手く迂回表示させたり、
フローティング処理を行って違和感なく表示させたりと頑張っております。
ただ、シャープのこの目玉液晶に対して、そこまで熱心にデザインを考えるエンジニアは
ほとんどいないでしょう。そもそもシャープのAndroidスマホとiPhoneXでは、ユーザー数が天と地ほどの
差があるので、各種ソフトウェアベンダーは「目玉液晶より下の部分に表示し、目玉液晶のサイドは
黒く塗りつぶすものとする」として対処するでしょうね。だって開発コストの無駄ですから。
なお、この目玉部分を『EDGEST Fit』(エジスト フィット)と命名しているそうな。
うーん、超絶流行らないでしょうね。
AQUOS R compactスペック:
OS | Android 8.0 Oreo |
CPU | Snapdragon660 (CPUコア Kryo 260×8,最大CPU動作クロック2.2GHz,GPUコア Adreno 512) |
メモリ | 3 GB LPDDR4X |
ストレージ | 32GB+microSDXC |
ディスプレイ | 4.9型 IGZO?FHD+(2030×1080) 120HzハイスピードIGZO対応 |
メインカメラ | 有効画素数約1640万画素 位相差AF+コントラストAF,?焦点距離約25mm 広角レンズ |
インカメラ | 焦点距離約23mm 広角レンズ |
USBポート | Type-C Quick Charge 3.0に対応。USB PDに対応。 |
うーん、ライバルのXperia XZ1 CompactはSnapdragon 835、RAM4GBを搭載するのに、
シャープはミドルレンジのSnapdragon 660でメモリ3GBとな。
もちろんスペックだけがスマホのユーザーエクスペリエンスを左右するわけではなく、
作り込みとチューンがかなり幅を利かせてくるとは言え、明らかにライバル機より劣るスペックとな・・・
なお、スナドラ660はスナドラ830のトータル性能1-2割減、GPU性能は半分程度とのこと。
その分価格も安けりゃ文句も言いませんが、あの目の付けどころがシャープなシャープですからね。
国内キャリア版は月々サポートや毎月割と組み合わせて相当ふっかけて来ることは、
想像に難くありません。
関連記事:【価格追記】ソニーがXperia XZ1とXZ1 Compactを発表へ。Android O、Snapdragon 835搭載、カメラが進化。コンパクトもスナドラ835/RAM4GBというハイスペックへ。
現時点では「AQUOS R compact」の発売日と価格は明らかになっていません。
そのうちに国内キャリアから発表されるでしょう。
10/18にドコモの冬春機種発表会が予定されていますので、そこで明らかにされるかも。
2017-2018 冬春 新サービス・新商品発表会 | 製品 | NTTドコモ
Snapdragon660搭載といえばZenfone4ですね。あの端末が6万円程度ですので、
ドコモ版の価格は本体分割で3000円、月々サポート1500円で実質1500円。
×24で本体一括72000円、月々サポート36000円、実質36000円程度でしょうか。