楽天ふるさと納税で楽天ポイント現金化が可能へ。2000円の自己負担でレジャー券・金券を貰ってYahoo!オークションで売ろう。
※ふるさと納税の締め切りは12/31まで。ネット上ならば年が変わる瞬間まで受付可能。
楽天ふるさと納税(ベータ版)がリリースされており、支払いが楽天ポイントや楽天キャッシュにて可能なので、
結果的に住民税が減額されて、自己負担額2000円で楽天ポイント・キャッシュが現金化出来るのでご紹介。
2015/7/31より楽天でふるさと納税が可能となっています。
プレスリリース:楽天株式会社: ふるさと納税専用サイト「楽天ふるさと納税」を開設
支払い可能方法:
・楽天ポイント(期間限定ポイント含む)。
・楽天キャッシュ。
・クレジットカード(もちろんカード側のポイントがつく)。
楽天ポイント還元率:
・通常通り1%。
・イーグルス2倍や全ショップ3倍などは対象外。
昨年度からのふるさと納税変更点:
・ふるさと納税ワンストップ特例制度で5箇所までの自治体であれば確定申告が不要になる。
・昨年度までは所得税+住民税から減額だったが、今年から住民税からの減額に一本化される。
・控除限度額が住民税一割から二割へと拡大。これは嬉しい。
2つの自治体に1万円ずつ寄付した場合:
①A自治体に1万円、B自治体に1万円を寄付し、それぞれから特典をもらいます。
②自己負担2000円は合計額に対してなので、1+1=2万円に対して、自己負担が2000円です。
③18000円は住民税から控除されます。(減額されます。)
これは2つの自治体だけでなく、複数の自治体に寄付しても同じです。
自分はいくらまで寄付できるのか。控除限度額の調べ方。:
楽天寄附金控除シミュレーションにてチェックしましょう。
およそ所得の1.3%です。年収500万円一人暮らし、家族なし、扶養家族なしだと68660円が控除限度額です。
換金性の高そうな自治体:
【楽天ふるさと納税】埼玉県 宮代町 東武動物公園ワンデーパスペアチケット 20000円の寄付より。
定価は4800円、Yahoo!オークション相場は1枚2000-3000円。
つまり、20000円分の楽天の期間限定ポイントを消費しなきゃ、という人は、埼玉県宮代町に寄付して
2万ポイントを支払い(足りない金額は還元率2%のリクルートカードで支払いでOK)、
2000円が自己負担なので、18000円の住人税減額で実質的に18000円を回収します。
次に、届いた東武動物公園ワンデーパスを1枚2000円で売れるとして、2枚で4000円でYahoo!オークションで販売します。
するとトータル回収額は18000+4000=22000円。おまけで楽天ポイント1%で200ポイント。
おめでとう、利回り11%ノーリスクです。
という訳で、ちょっと考えてみると問題が多い制度ということが分かります。
対策されない内に、早めに行いましょう。
ただし、確定申告が不要なふるさと納税ワンストップ特例制度は5つの自治体までですし、
住人税の控除限度額を超えて寄付(というか納税)すると、超えた額が無駄になるので、注意しましょう。
まぁ控除限度額を超えた額が国全体では「無駄」にはならないんですけど、そう受け止められる時点で、
制度が破綻してますな・・・
楽天が間に入って、楽天が利ざやを抜き、その一部を消費者にポイントとして1%還元する・・・
これは一種の楽天へのバラマキですよ。国家としてトータルの税収額は変わりません。
それなのに、楽天などの事業体へのお金、地方自治体の事務処理コスト、特典のコストなどを考えると、
国家全体でマイナスです。