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PayPayが手数料を10月から有料化。もちろん決済手数料は”悪”じゃないよ。

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PayPayが手数料を10月から有料化。もちろん決済手数料は”悪”じゃないよ。

PayPayやLINEPayがこれまで無料だった決済手数料を10月から有料化します。
具体的な%は不明ですが、共通バーコード決済規格のJPQRを利用した決済の場合、
「JPQRを通じて行なった決済でPayPayの料率が9月30日まで2.59%、10月以降は3.24%に設定」
「PayPay直契約のほうが安い」とのこと。
関連記事:LINE Pay、加盟店の決済手数料有料化を2ヶ月延長へ。PayPayは元々10月から有料化で、足並みを揃える。 | ニュー節約速報

10月以降は1-3%程度で推移することが予想されます。

さて、キャッシュレス決済の手数料は「悪」なのでしょうか。

目次

もちろん悪じゃないよ:

インプレス社では、「悪」ではない、という旨で報道しており、管理人もそれに同意します。

1点、筆者がここで触れておきたいのは、「手数料はシステムを提供する事業者として当然の権利であり、問題の改善要求はあったとしても、それを利用する加盟店が手数料徴収そのものにクレームするのは筋違い」ということだ。

手数料の有料化は本来あるべき姿に戻ることであり、それを引き下げたり無料化するのは事業者側の戦略的判断でしかない。中国でAlipayやWeChat Payによる決済インフラがわずか数年で全土に拡大したのも、インフラ拡充後に得られるメリットを享受したいというAnt FinancialとTencentの2大事業者のモチベーションと大量の資本投入で為し得たものだ。構造的問題はあったとしても、手数料そのものを批判する風潮には異を唱えたい。
まもなく始まる? コード決済手数料有料化。手数料は“悪”なのか【鈴木淳也のPay Attention】-Impress Watch

当たり前ですが、キャッシュレス決済業者がこれまで身銭を切ってキャッシュレス環境に
投資をしてきたのは、今後儲かると踏んで先行投資してきたわけです。

現時点では手数料が無料でも、最終的な手数料は有料化されて、キャッシュレス決済業者の
懐に入るのは当たり前。キャッシュレス決済が進めば次のようなメリットが有り、
消費者や店舗、流通、発行元(国)がその便益を享受することが出来ると考えられます。

キャッシュレス決済のメリット/デメリット

メリット デメリット
消費者 ・現金を持ち運ぶ機会が減り、防犯となる
・紛失したり汚濁して使えなくなるケースを防止
・決済スピードが上がる(場合がある)
・衛生的
・ポイントが貰える
・セキュリティ面が不安
・決済スピードが下がる(場合がある)
・スマホを失ったときに決済できない
・決済手数料が消費者価格に転嫁され、
値上げされる。
店舗側 ・衛生的
・防犯
・現金管理の手間が省ける
・両替の手間が省ける
・脱税しづらい
・設備投資が必要
・決済手数料が取られる
・入金が遅くなる
・操作に習熟が必要
金融業 ・ATMを減らすことが出来る
・防犯費用を減らすことが出来る。
・手数料ビジネスが減り、
食い扶持がなくなる
・下手に口座連携許可すると
たまにハッキングされる。
・紙幣や硬貨の発行や管理、流通コストの削減
・徴税権が増す
・(政治家)裏金が受け取りづらくなる

という訳で、社会全体にメリットが有る(当然デメリットも有る)ため、誰かが投資して
キャッシュレス決済が普遍的に利用できるプラットフォームを構築する必要があったわけです。

それを決済業者が自らのリスクで膨大な設備投資を行い、ここまで普及させて来たわけ。

クレジットカードも同様の機能がありますが、今さらクレジットカード会社が
「手数料を取るな」という人は居ないでしょう。「高い!安くしろ!」という議論はありますけど。
クレジットカードのおかげて、人々は手持ちの現金以上の買い物ができるようになり、
信用が創造され、消費が促進され、人類の安定と発展に貢献しているのは疑う余地がありません。

という訳で、インプレス社記事と同様に、管理人もキャッシュレス決済の手数料が悪だとは思いません。
今後、決済手数料の大小に批判は出るでしょうけど、決済業者が手数料を取ること自体を批判しては、
社会の発展が生まれなかったでしょう。

もちろん、決済手数料は回り回って消費者価格に転嫁されるでしょうが、
その分消費者にもメリットはありますし、どうしても嫌なら別のお店で買うしか無い。

それが市場原理であり、手数料は市場競争によって最適化されていくのが理想的ですね。
現実にそううまくいくかは分かりませんが、十分な競争が働き、市場の失敗がないように
監督省庁がしっかり政策誘導すれば、うまくいくかも。

さて、庶民としては10月以降、いつもの馴染みのキャッシュレス決済が出来るお店で、
価格がどのように変化するのか、またキャッシュレス決済に制限
(ランチ?、一定金額以上のみOKなど)が付くのか、
興味津々に見守りましょう。


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OK、スマホ決済に割引効かなくなるけど7月からなんですよね。
https://ok-corporation.jp/news/entry-1427.html

マジかよ……オーケーには失望した

全然OKじゃねぇわ。
GポイントWAONにしてイオンでシコシコ値下げ惣菜買うか

当初は「マスデータ等が手に入る利益で補うから決済手数料取らない」って発表でしたよね。

当初のバラマキキャンペーン等でシェア取ったら次々改悪という、いつものSoftbankですね。
現金至上主義からの脱却は良い影響だと思います。ですがFeliCaやNFC等の利便性高い決済やクレジットカードの方が普及して欲しかった。

デメリットに脱税しにくくなるってのは、いいセンスですな。

そもそも手数料取らないと決済業者は商売が成立しないしな。

そう言えば、アソコのガソリンスタンド、
現金歓迎140円、各種クレジットカード払い143円って、看板にデカデカ書いてある。
実際に払ってみても、看板通りの価格だった。
クレカの決済手数料を商品価格に上乗せしてるんだろうけど、
PayPayの加盟店でも、このスタンドと同様の現象が起きそうですね。
QR決済は終焉ですね…

加盟店規約を守る気が無いなら現金のみにすればいいのにな

手数料取ること自体はいいが、
基本与信無しのプリペイドのくせにクレジットカード並みの手数料は高すぎる。
まあ乞食としては今後もたまにやるだろうキャンペーンの原資を広く徴収する手数料に反対も出来ないが。

言うほどもうpaypay使ってない。
還元率を改善したりまたキャンペーンするならいいことだ。

オーケーはQR決済は優遇廃止で当然
サービスや価格にナーバスで良い
優遇継続で品質も下げられたら現金払ってでも安く買い物したい層は大迷惑

お、おう

てか、すでにストアスキャン式のときは手数料とってるかし、ユーザスキャン式(今手数料無料)は小さい店だけだから手数料とってもたいした手数料収入プラスにならないけどな

この流れだと。
スマホもお財布ケータイ要らんのかな。
そもそもバーコードか。
要らんのはバーコか。
余計にお財布ケータイスイカタイプが必要か。

といってもココナラの手数料はかなりカス
クーポン配布して置いて手数料取りまくって使えなくする闇企業。
スマホやコンビニ決済の手数料もしょーじき意味わからん

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